2023/10/07
OpenAI環境のChatGPTは自宅で利用していますが、会社で利用しているのはAzure OpenAI環境のChatGPTです。会社の環境で試してみたいことがたくさんあるのですが、環境構築等は情報システム部門が管理しているので、一般の社員の私は触ることができません。そこで自宅で自分のAzureのOpenAI環境を作ろうと思い立ちました。
Azure OpenAIは許可制で、ターゲットが法人と認識しており、個人ユーザでは登録ができないと、今までずっと思っていました。ところが、やってみると問題なく登録できました。今回はその備忘録です。まずはSetupまでお話します。
Azure PortalからAzure OpenAIの環境構築する際にまず、
専用サイトから事前申し込みを行いました。
申し込みサイトには21件の質問事項がありました。サービスを悪用されないためなのでしょうが、利用者の所属する会社も含めて入念に調べられますね・・。入力時の注意点と入力内容は以下の通り。
① 個人の電子メールアドレス(例: gmail.com、hotmail.com、Outlook.comなど)の使用不可。
→ 会社のメールアドレスではなく、個人契約のプロバイダの個人メールアドレスを設定。
② 会社について、社名、住所、郵便番号、Webサイト、電話番号まで事細かく入力要。
→ 秘密情報ではなく、WebサイトでOpenになっているので、所属する会社の情報を入力。
③ 申請は貴社自身のためのものであり、顧客に代わって申請するものではないことを念押し。
→ 私自身の組織(My own organization)を選択
最後まで入力し、申し込みを送信すると、以下のメッセージが表示されました。実際にうまく行ったのか不明でしたが、「申し込みありがとう」と書いてあるので成功したのでしょう・・。

メールを確認すると、MicrosoftからAzure OpenAIのアクセスリクエストありがとうの旨のメールが届いていました。10営業日以内に連絡があるようですが、

7時間後に、Azure OpenAIへようこそメールが届いていました。速っ!!

それではAzure Portalでリソースを作成することにしましょう。
すべてのサービスからAzure OpenAIを選択し、作成をクリックしました。

Azure OpenAIの作成の「①基本」において、以下の通り設定して「次へ」をクリックしました。
リソースグループ: Azure-OpenAI (好きな名前入力可)
リージョン: Japan East
名前: Azure-OpenAI0 (好きな名前入力可)
価格レベル: Standard S0

「②ネットワーク」はそのまま「次へ」をクリック。

「③タグ」もそのまま「次へ」をクリック。

「④レビューおよび送信」で内容を確認後「作成」をクリックすると、デプロイが始まりました。

しばらく待つと、デプロイが完了しましたので「リソースに移動」しました。

無事にリソースが作成されていることを確認しました。

次回は、Azure OpenAI StudioでChatGPTが利用できる環境を構築します。