fc2ブログ

MacK○○perに振り回される

 今回は、本当に情けない話ですが、MacK○○perというネット上では詐欺ソフト、粗悪ソフトと呼ばれているソフトに振り回されてしまったので、そのことを書きます。

 先日、ネット検索している際に、「ウィルスに感染しました」と表示が出て、無料でスキャン・駆除できるとの流れで、MacK○○perのページに誘導されました。無料スキャンすると「ウィルス」とともに、「HDDが断片化されている」、「不要なファイルが700個近くある」、「パフォーマンスが悪い」との警告が出て、今すぐにも対応を取るようにと誘導されました。
 最近、HDDを新しくしたばかりなので、断片化はおかしいなと思いましたが、不要なファイルが700個というのは気持ちの良いものではありません。無料スキャンは出来ましたが、不安を植え付けられただけで、実際に対処するにはソフトの購入が必要とのことでした。対応できる不要なファイル数がオーバしているためとのこと。うまく仕込まれています。

 結局、気持ち悪さの解消、パフォーマンスをアップさせるためには、出費も必要だなと思い、ソフトをネット上で購入をしました。アクティベーションも行って、再スキャンもして、不具合対処も出来たような表示をソフト上で確認しました(・・結局、実際は違いましたが・・)。

 後日、再びMacBook Airを立ち上げると、自動でMacK○○perが立ち上がりました。確認すると、デモ版の表記がされています。購入したはずなのにと思い、メールで問い合わせると、ソフトは購入時のショッピングカートにまだ残ったままだとの回答。対応用のメールには、誘導させるボタンがつけられており、それを押すと、前回同じ、購入画面が表示されました。ここでもおかしいと気づくべきでした・・。前回の購入が無効であると信用し切って、また情けない話ですが、本日中なら15%OFFとの文面にまんまと流されて、再度購入ボタンを押しました。再アクティベーションして、その後、普通に使用していました。

 その後、「2時間以内の購入なら25%OFF」というメールが来ました。はぁ〜、という感じでした。すでに、購入して使っているのに、再度購入を催促してくるのです。心配になって、カード明細を確認すると、1回目の請求額が記載されています。騙されたと思い、ネットで情報を集めていると、評判が良くない、売り方に問題があり、誘導して購入させる詐欺まがいのソフトであることがわかりました。そういえば、断片化や700個の不要ファイルの対応処理も瞬時に実行が完了していました。本当に断片化しているのか?、700個の不要ファイルを削除したのか?という疑問がいまさらですが湧いてきます。いかさまの情報で、ユーザに不安を植え付け、購入させるという悪徳商法なのだなと思いました。
 結局、何度もメールでこの件を問い合わせましたが、外人のにいちゃんが笑顔で写ったメールが送られてきて、しかも内容は機械的なメッセージ(自動発信?)で、私の質問に対して、的を得た回答でないことが分かりました。怒りもMaxになり、返金要求を出しました。2件分のソフトについてです。

 今日、そのメールの返信が来ました。2件とも返金了解とのこと。不具合・手違いに対して、何の謝罪もありません。サービスの悪さ、購入に対する誘導とその用意周到さに対して、興ざめする思いです。それにしても、今回は軽率であったなと私自身も強く反省しました。また、セキュリティソフトというユーザが心を許して信頼すべきものの中の、裏の顔を見ることができ、勉強になりました。注意が必要ですね。
スポンサーサイト



Raspberry PiをWindows PowerShellで操作する(1)

 Raspberry Pi 2(Model B)は、Linuxの他に、Windows 10 IoT Coreでも動作します。まだ、十分使いこなせていませんが、Linuxにくらべ、WiFiが使えないなどの制約があり、機能面で出遅れている感があると思います。これからどこまで機能が追加されて使いやすくなるか、使いやすくできるか、大変興味あります。今回は、Windows PowerShellを用いて、Windows 10 IoT搭載のRaspberry PiをPowerShellを用いて操作する方法を書きます。

1. Windows 10パソコンのスタートボタンから、「すべてのアプリ」ー「Windows PowerShell ISE (x86)」を選択し、「管理者として実行」させます。WinPowerShell1.png
2. PowerShellのプロンプトが表示されますので、Windows Remote Managementサービスをスタートさせるために"net start WinRM"・・①を実行します。次に、リモート操作する側(Windows10パソコン)が相手(Raspberry Pi)を「信頼されたホスト」として一覧に追加する必要があるので、"Set-Item WSMan:¥localhost¥Client¥TrustedHosts -Value minwinpc"・・②を実行します。ここでminwinpcはRaspberry Pi自身のコンピュータ名(デバイス名)です。セキュリティ構成の変更のメッセージがでますので、「はい」を選択します。WinPowerShell2.png
3. リモートコンピュータ(Raspberry Pi)への接続を行うため、"Enter-PSSession -ComputerName minwinpc -Credential minwinpc¥Administrator"を実行します。WinPowerShell3.png
4. 資格情報を入力するウィンドウが開きますので、Raspberry Pi側のパスワードを入力して、OKボタンを押します。初期のパスワードは"p@ssw0rd"で、aが@、o(オー)が0(ゼロ)になっている所が要注意です。パスワードは、Raspberry Piに接続された後に、”net user Administrator 'new password'”で変更できます。WinPowerShell4.png
5. 無事に接続されると、[minwinpc]で始まるプロンプトが表示されます。WinPowerShell5.png例えば、Raspberry Piで実行されているプログラムリストを確認する際には、"tlist"を実行します。WinPowerShell6.pngまた、再起動(リブート)する際には、"shutdown /r /t 0"を実行し、シャットダウンする際には、"/r"を"/s"に変更した”shutdown /s /t 0"を実行します。なぜか初期の起動時には、ディスプレイに画面が表示されないので、リブートさせることにより画面を出しています。WinPowerShell7.png次回は、Visual Studio 2015で実際にユニバーサルアプリを組んでみたいと思います。



Raspberry Pi 再セットアップへの道(6)

 今回は、OpenCV 3.0をRaspberryPiにインストールします。

7. OpenCV 3.0をインストール
 RaspberryPiのパッケージにもOpenCVは入っていますが、バージョンが古く、3.0は対応していなかったので、3.0をインストールする方法をネット上で探していました。何件かはそれらしいものを見つけましたが、分かりにくかったので、断念していました。その後、調べていたら、このサイトが非常に分かりやすかったので早速トライしました。
 作業としては、サイトのRaspberry Pi 2 + OpenCV 3 Cheat Sheet.txtの「# OpenCV Compile」に記載のコマンドをターミナルで順番に打ち込んでひたすら実行していく地道なもので、手順に記載の通り、3時間以上かかりました。一番時間がかかったのはmake部分です。
 インストール後、以前MacでOpenCV 3.0をインストールした際に作成したC++のコードをビルドし直して実行した所、無事に動作しました。また、何か遊べそうです。RaspiOpenCV3_0.png

Raspberry Pi 再セットアップへの道(5)

 WiFi環境も安定しました。今回は、以前インストールしていたApacheとPHPを復旧しようと思います。

5. Apacheのインストール
 ターミナルから "sudo apt-get install apache2" を実行して、インストールします。
 インストール後の確認は、RaspberryPiのEpiphanyブラウザで "http://localhost"を呼び出します。 "It works!"が表示されました。無事に動作しています。Apache0.pngまた、MacBookのSafariから、Raspberry PiのIPアドレス(192.168.11.18)を呼び出します。こちらも問題ありません。Apache1.png
6. PHPのインストール
 ターミナルから "sudo apt-get install php5" を実行して、インストールします。
 インストール後の確認は、定番?のphpinfoの表示です。phpinfoを記載したファイルを作成します。phpinfocode.png
ファイルの保存場所は、"/var/www/html/"です。MacBookのSafariから、”192.168.11.18/phptest.php”を実行すると、phpinfoが表示できました。phpinfo.png
 次回は、いよいよOpenCV3.0をRaspberry Piにインストールしたいと思います。

Raspberry PiのWiFiのスリープ対策

 やっと接続できたWiFiですが、使っていると動きがぎこちなく、接続が切れてしまうことがありました。早速ネットで調べてみると、この記事にREALTEK製のチップのパワーマネージの設定によるものと記載がありました。iwconfigコマンドにてチェックすると、Power Management : offの記載がありますが間違いなのでしょうね・・。slp_0iwconfig.png記事に従い、現状を確認すると、結果は1でした。0はdisabled(無効)、1はmin. power management(最小のパワーマネージ)、 2はmax. power management(最大のパワーマネージ)を意味するようなので、無効にするために、パラメータを0にする必要があります。 slp_1check.png記事通り、以下のファイルを作成し、保存後、再起動をさせた所、WiFiは途切れることなく、スリープすることもなく、さくさくと動くようになりました。slp_2file.pngパラメータも確認すると0になっていました。slp_3check.png今回も、いい勉強をさせてもらいました。

Raspberry Pi 再セットアップへの道(4)

4. WiFi設定
 使用するWiFiアダプタはPLANEX GW-USNano2です。
 Raspberry Piをインストールした直後のinterfacesファイルの内容は以下の通りです。0interfaces_ini.pngWiFi設定を簡便に行うにはWiFi Configuration(wpa_gui)を用いればよいという情報があります。書籍にはX WindowのMenu-設定(Preferences)の中にWiFi Configurationが入っているとの記述がされていましたが、実際には入っていなかったため、インストールをしました。1wpagui_install.png
4.1. wpa_guiを実行
 Menu-Runで入力ボックスが出てきたら、"wpa_gui"と入力し、OKボタンを押します。2wpa_gui_run.png3wpa_gui.pngwpa_guiが立ち上がりました。以前はこの時点で文字化けが生じていたのですが、今回は大丈夫のようです。Scanボタンを押すと、接続する親機の情報が出てきます。それを選択してCloseボタンを押します。4wpa_gui.pngその結果、親機の情報とIPアドレスが設定されました。なんとかうまくいきそうです。5wpa_gui.pnginterfaceファイルを確認すると、インストール直後のファイルに比べ、数行分の情報が削除されていました。6interfaces.pngまた、wpa_supplicant.confファイルの中身は以下の通りでした。wpa_guiを実行することで自動で作成されました。7wpa_supplicant_conf.png
 その後、LANケーブルを抜いて、Raspberry Piの再起動しましたが、無事にWiFi認識していました。再セットアップの目的であるWiFi環境の構築は無事に完了です。今まで利用していたVNCもFilezillaも同じように使えて、まずは一安心です。



Raspberry Pi 再セットアップへの道(3)

 いよいよOSのインストールに進みます。

2. OSのインストール
 Raspberry Piはインストールの際に、自動で有線ネットワークの設定をやってくれるので、LANケーブルを挿しておきます。Raspbian [RECOMMENDED]、言語で日本語を選択し、Installボタンを押します。setup1.png確認メッセージが出ますので、「はい」を選択します。setup2.pngインストールが始まりますので、しばらく待ちます。setup3.pngメッセージが出れば、終了です。setup4.png無事にX Windowが立ち上がりました。setup5.png
3. システムのアップデート
 WiFiを設定する前に、有線のネットワーク状況を確認します。IPアドレスが自動で割り当てられていることが確認できました。ネット環境も整いました。ifconfig0.png
 続いて、パッケージを最新のものにします。
3.1. パッケージ情報のアップデート : sudo apt-get update を実行
apt-get_update.png
3.2. 更新されたパッケージのアップデート(インストール) : sudo apt-get upgrade を実行
apt-get_upgrade.png
 次回は、以前うまくいかなかったWiFi設定に再トライします。

Raspberry Pi 再セットアップへの道(2)

 再セットアップは、福田和宏著、『これ一冊でできる!ラズベリー・パイ超入門 改訂第2版』を参考にしました。Raspberry Pi関連の書籍は何冊か持っていますが、この本は見やすく、詳しく、かつ基本的なこともきちんと書かれてあり、好感が持てます。
1. 起動用SDカードの準備
 今回のようなシステムファイルを潰して動かなくなるような不測なトラブルが起きても慌てないように、起動用SDカードは2枚準備しました。1枚は保管用。
1.1. NOOBS(New Out Of Box Software)をダウンロード
Raspberry PiのホームページのDOWNLOADSから、NOOBSを選択します。NOOBS1.png次に、Download ZIPを選択し、zipファイルをダウンロードをします。容量960MBのファイルで、Downloadに2時間近くかかりました。多くの人が同時にDownloadしていたためでしょうか?NOOBS2.png
1.2. SDカードをフォーマット
 1.1.と1.2.の操作はMacBook Airで行っていたのですが、時間がかかりすぎていたので、一旦止めて、Windowsマシンに切り替えて行いました。まずは、SD FormatterでSDカードをフォーマットします。SDformatter.pngオプション設定で「上書きフォーマット」と「論理サイズ調整ON」を選択し、フォーマットを開始します。このフォーマットもSDカードの容量にも依りますが時間がかかります。SDformatter1.png

1.3. NOOBSのSDカードへの書き込み
 ダウンロードしたNOOBSのzipファイルを解凍し、そのすべてのファイルをSDカードにコピーします。
NOOBS_Write.png次回は、起動させ、OSをインストールします。

東京駅開業100周年記念Suicaの台紙届く

 先月末に届いた東京駅開業100周年記念Suicaに専用台紙が同封されていなかったことをJR東日本に連絡し、先日ようやく、謝罪文面と台紙が届きました。Suika台紙送付状Suika100台紙1
Suika100台紙2大変きれいな台紙です。大切にしまっておこうと思います。

安岡正篤著、『安岡正篤「こころ」に書き写す言葉』

 京セラ創始者の稲盛和夫氏の著書を読んでいて、稲盛氏自身が尊敬された方に安岡正篤氏がいます。安岡氏の名前は聞いたことがありましたが、著書は読んだことがありませんでした。幸い、近所の図書館に『安岡正篤「こころ」に書き写す言葉』がありましたので、早速借りて読みました。端的に物事の本質をズバリ表現してあり、うなずくことが多く、特に感銘を受けた言葉について、メモを取りました。

ご訪問者数

(Since 24 July, 2016)

タグクラウド


プロフィール

Dr.BobT

Author: Dr.BobT
興味のおもむくままに生涯考え続けるエンジニアでありたい。

月別アーカイブ

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: