2015/12/30
OpenCvSharp3をNuGetを用いて使う
今日は、Windows10パソコンでOpenCvSharp3の最新版(v3.0.0.20151220)を使います。OpenCVは日々改良されてインストールしたバージョンがすぐに古くなったり、インストール(Cmakeを用いる方法など)が面倒ですね。加えてC#でコードを組みたいためにOpenCvSharpをインストールするのも、OpenCVとのバージョンの整合性を考えたりと、面倒です。
簡単にOpenCvSharpでコードを組めないものかとネット検索していた所、いまさらですが、NuGetを用いてパッケージとして導入することができることを知りました。本当に楽にコードを走らせることができました。手順は以下の通りです。
1. Visual Studio 2015 C#で「Windows Formアプリケーション」のプロジェクトを作成します。ここではOpenCvSharpTestとします。この時(初期状態)のソリューションエクスプローラの参照の項目は下図のようになります。

2. 参照を選択し、右クリックし、「NuGetパッケージの管理」を選択します。

3. NuGetパッケージマネージャーが立ち上がりますので、
① 参照を選択し、検索ワードに「opencv」を入力すると、候補が表示されます。
② 「OpenCvSharp3-AnyCPU v3.0.0.20151220」を選択します。
③ インストールボタンを押します。

4. 変更の確認画面が出ますので、「OK」を押します。

5. 実行すると、ソリューションエクスプローラの参照の項目に、OpenCvSharp関連のファイルが4個追加されました。これで準備ができましたので、続いてコードを書きます。

6. 実際のファイルはプログラムフォルダ内の「packages」にありました。

OpenCVもOpenCvSharpもインストール(セットアップ)しなくても、NuGetを用いて簡便にコードに導入できました。この方法を用いると、毎回コードを組むたびにファイル容量が増大して行きますが、アプリを配布する上では、一つのプログラムフォルダにすべてが揃っているので便利だと思いました。