2016/05/07
5/4の午後、両親と「博多どんたく」に出かけました。前日のひどい雨も上がって、風は強かったですが、快晴でした。私が小学生の頃は毎年家族で行っていたような気がしますが、中学生以降は行った記憶がありません。直近では、2年前のGWに帰省した際に久々に両親と「博多どんたく」に行きました。懐かしさと同時に新鮮さを感じました。特に私のおやじは生粋の「博多っ子」なので、楽しそうに童心に帰って見ていました。

「博多どんたく」は800年以上前に始まった伝統的な民俗行事の「博多松囃子(はかたまつばやし)」を起源とし、オランダ語の休日(Zondag)がその語源と言われています。
今年の「博多どんたく」は、熊本・大分の震災のため、開催が危ぶまれましたが、戦後の博多の復興の象徴である「どんたく」の精神を引き継ぎ、「どんたく WITH THE KYUSHU 熊本・大分の復興に向けて」をスローガンに開催されました。私も自粛するより、復興支援としての開催に賛同したいと思います。
西鉄で天神に出て、初めは福岡市役所前のステージで1時間程度観覧して、その後パレードの出発点である呉服町へ向かいました。前回(2年前)はパレードの到着点である福岡市役所前でパレードを見ましたが、今回は出発点で観覧しようと高齢の両親を連れて地下鉄で移動しました。
テーマパークのパレードのようなもので、福岡市長、親善大使のお姉さんたちを先頭に、花自動車、マーチングバンド、どんたく隊が続きました。市民のお祭りですが、最近では九州はもとより、日本を問わず、海外からの参加(一般人、企業)もあります。
「花自動車」は、西鉄が出している、かつては「花電車」と呼ばれていたものです。記憶がおぼろげですが、私が生まれた頃、福岡市内には西鉄の路面電車が走っていました。どんたくの際に、電飾でデコレーションして市内を走行していました。その後、路面電車は廃止になり、「花自動車」に生まれ変わりました。私が見ていた30年以上前と現在を比較すると、昔の方が装飾が華やかで手が込んでいたように思います。現在のものはベニヤに絵を描いて電飾している安っぽいイメージがします。いつからなのでしょうか?
余談ですが、帰省中のローカルニュースで、戦前の「博多祇園山笠」のモノクロ映像を見ました。現在の舁き山(かきやま)は華やかで勇ましいものですが、戦前のものは、ベニヤに絵を描いたような質素なものでした。モノが潤沢にない時代のせいだったのかもしれませんが、舁き手の勇ましさは映像から伝わってきました。「花自動車」と「山笠」の対照的な所が、興味深かったです。
今年は4年ぶりに、ミッキーマウスが来福していました。ディズニーシーの15周年を記念してとのこと。中高生が非常に騒いでおり、ディズニーランドのパレードの様相でした。おふくろ曰く、
「これ、見たことあるよ、大分で。」
「・・・。」
「・・・。」
「それってハーモニーランドのキティちゃんじゃないの?・・・。」
マーチングバンドも非常に良かったですね。見ている方も楽しくなり、日々の疲れも飛び去り、十分な息抜きができました。