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ブレッドボード配線仕様ユニバーサル基板でヒヤリとする

 UART-RS-232C間を変換するMAX3232ECPEを用いた回路をブレッドボード上で作成していました。下図の水色で囲んだ部分です。ブレッドボード上では、ジャンパ線やコンデンサが混み合っていて鬱陶しかったのと、この変換回路は何かと使うことがあるので、ユニバーサル基板上にはんだ付けすることにしました。基板作成160930 はんだ付けが終わって通信テストをすると、何も返事なしです・・・。配線を何度も確認しましたが、間違っていません。テスタに登場してもらい、MAX3232ECPEを挿していたICソケットにリードを当てて見た所、導通してはいけない箇所が短絡しています・・。なぜ??と思いながら、ユニバーサル基板の穴と穴をテスタで当たると、導通しているところがあります。
 もしもと思い、先日、秋月に発注した記録を確認すると、購入したのは、片面ユニバーサル基板(ブレッドボード配線パターンタイプ)でした。ブレッドボード配線パターンタイプ・・。下図のようなパターンが仕込まれているユニバーサル基板でした。これで謎が解けました。あぁ、やっちまった・・。基板配線パターン160930

 通電してしまったので回路(MAX3232ECPE)がご臨終になっているかもしれないと思いつつ、再度ブレッドボードで動作確認すると、無事に動きました。命拾いしたようです。気を取り直して、ノーマルのユニバーサル基板ではんだ付けをし直しました。今度は通信テストOK。確かに、ブレッドボード配線パターンタイプの基板を見ると、うっすらと配線パターンが見えます。よくよく確認しないとダメですね。教訓です・・。ユニバーサル基板比較160930 完成品はこんな感じになりました。大事に使っていこうと思います。完成回路160930

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Raspberry Pi Zeroを買う

 先週、UKのPIMORONIに注文したRaspberry Pi Zeroが届きました。ネット発注から10日間かかりましたが、無事に届いて一安心です。

 Raspberry Pi Zeroは、発売当初からずーっと欲しいなと思っていましたが、日本国内では品薄で、かつAmazonでは価格が釣り上げられていて購買意欲が無くなっていた所でした。
 いつになったら手に入るのだろうと思いつつ、ネットで情報を収集していると、直接UKのSHOPから割安で手に入ることが分かりました。日本で待っていても仕方がないと思ったので、初めての海外から商品を購入することにしました。

 商品は、Royal Mailのクッション封筒で送られてきました。package160929.png 購入したのは、「本体とアダプタ類のセット Pi Zero + Adaptors RPI-009」と「カメラケーブル Camera Cable - Raspberry Pi Zero edition」です。このサイズでコンピュータというのは驚きです・・。Pi_Zero入荷160929 ネット上では、それぞれ£8と£4の計£12でしたが、実際は£6.67と£3.33の計£10でした。これに送料手数料の£5.5を加えて、合計£15.5でした。UKのEU離脱の問題もあり、現在ポンド安なので、2,100円程度のお買い物でした。Amazonで釣り上げ品をつかむよりは良心的な価格です。

早速、この週末にでも遊んでみようと思います・・。

PICでWiFiを使う(2)

 今回は、WiFiモジュール(ESP-WROOM-02)の動作確認と設定についてです。このモジュールにはESP8266EXというチップが搭載されており、「ATコマンド」で操作可能なファームウエアが初めから書込まれているとのこと。早速、このサイトこのサイトを参考に自分でも動作確認してみました。

 その前に、まずは、ESP-WROOM-02の配線です。ESP_pin配置ピン配置を確認すると11、12ピンにUART通信の信号を入れられることが分かります。パソコンのシリアルポートからコマンドを送信したいので、以前のブログ(記事1記事2)でお話ししたUART-RS-232C間を変換するMAX3232ECPEを用いた回路をそのまま流用しました。最終的な回路は以下の通りです。ESP-WROOM-02_curcuit.pngこのWiFiモジュールには、UART Downloadモード、Flash Bootモードの2つのモードがあります。前者はファームウェアを書き込む際のモードで、後者は実行モードなので、後者で確認を進めます。ModeSelection.png
 WiFi設定・接続する前に、事前に使用環境の確認です。現在、無線LAN親機(Wi-Fiルータ)として、BuffaloのWZR-1750DHP2(すでに販売終了・・・)を用いています。パソコン、iPad、iPhoneやRaspberry Piなどが接続しており、接続IPの一覧を見ても、タイトな状況?です(同時に使うことはありませんが・・)。net環境before160918
 ATコマンドは、TeraTermから送ることにします。設定変更した所は、ボーレートを115200bps、改行コードをCR+LFにした2か所です。この設定をしないと通信が不能でした。きちんと相手側に合せないとダメですね(人間関係のコミュニケーションのようなもの・・?)。teraterm_setting1_160918.pngteraterm_setting2_160918.png
 まず、「ATコマンド」のみのテストコマンドを送信し、OKが返ってきたので、通信はできていそうです。バージョン情報も表示されました。AT_res000.png 次に、モジュールのモードをstation(クライアント)モードに設定しました。これも問題なし。いよいよ、アクセスポイントに接続です。コマンドは、「AT+CWJAP="SSID", "Password"」を送るのですが、エラー発生です。マニュアルを確認すると、このモジュールは、IEEEの802.11b/g/nに対応しており、私が設定しようとしていた802.11aには対応していないものでした。AT_res001.png 気分を取り直して、802.11gで接続し直すと、今回は、正常に接続が完了しました。設定されたIPアドレスを確認すると、「192.168.11.22」でした。AT_res002.png pingも通りました。微妙に応答時間のバラツキはありましたが、つながっていることは確かです。AT_res003.png
 最後に、無線LAN親機(WiFiルータ)を確認すると、確かに今設定したWiFiモジュールの「192.168.11.22」が登録されていました。net環境after160918無事に設定は完了したようです。次は、実際のプログラムにて通信の確認をしていきたいと思います。

PICでWiFiを使う(1)

 久々にPICマイコンを使ってみようと思い立ちました。いつもの急な思い付きです・・。
PICマイコンは5年ぐらい前にLEDをチカチカやったり、LCDに文字を表示させるのに苦労したりした記憶があります。その後、しばらく電子工作からは離れていたのですが、1年前にRaspberry Piを購入して以来、再び戻ってきたような気がします。

 Raspberry Piは小型パソコンで万能なツールですが、センサでデータを取得して表示させるだけに用いるのはもったいないような気がします。その点、PICマイコンは1個数百円程度で超小型なので安価にコンパクトなシステムが構築できます。センサのデータ表示などの用途ではPICマイコンで十分な気がします。ただ、センサデータを長期的に収集し、ファイルに保存することはPICマイコンのみでは無理でしょう。何らかの形でデータをネットワーク経由(WiFi)でパソコンに飛ばしたくなります。

 そんなもやもやした所で、ネットでいいものを見つけました。Wi-Fiモジュール ESP-WROOM-02 DIP化キットです。K-09758.jpg早速、秋月で購入しました。

 さて、PICマイコンの開発環境である、MPLAB X IDEですが、最近、使っているパソコンを変えたので一からインストールしました。まず、Microchipのサイトから最新版(v3.40)をダウンロードし、インストールしました。DL_MPLAB.png
 また、Cでプログラムを組むために、コンパイラもこのサイトからダウンロードし、インストールしました。DL_compiler.png
 PICのライターは、昔から使っているPICkit2です。まだまだ現役です。hexファイルを書き込む際には、PICkit2 Programmerなるソフトウェアを使っていましたので、それもこのサイトからダウンロードしました。DL_PICkit2.png
 MPLAB X IDEの使い方は、すっかり記憶から無くなっていたので、このサイトを参考にしました。昔に書いたプログラムは、コンパイラがHTC(HI-TECH C)対応の時だったので、Config部分の表記が異なり、怒られることがありますが、LCDへの文字表示プログラムは何とか動作してくれました。着々と準備は進んでいます。

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興味のおもむくままに生涯考え続けるエンジニアでありたい。

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