2016/10/29
Wi-Fiモジュール(ESP-WROOM-02:ESP8266)とPICの通信を行うために、今まで段階を踏んでトライしていますが、PIC側のプログラムがうまく動かず難儀しているところです。また、
Wi-Fiモジュール側も十分理解していないまま進めていたので、ダブルで難儀しています。
Wi-Fiモジュール側は、
ArduinoのIDEで簡単にシステムが組めるとのネット記事を多く見かけましたので、そのIDEをセットアップして仕切り直しです・・。ESP8266は
Wi-Fiに限らずいろいろな機能がありますので、横道にそれて、その味見をするのもいいかも。正直な所、PICとESP8266でやろうと考えていることも、ESP8266単体でできそうです。
Arduino IDEで
Wi-Fiの通信のコードを書いてテストを行っている中で、ATコマンドを受け付けないことに気付きました。そう言えば、個人のシステムを書き込んでしまったら、元のファームウェアが消えてしまう記事を読んだことがありました・・。
もしものために、システムを元に戻す方法を調べておかなくては・・・。
ネット検索すると、元のファームウェアに戻すためには、SDKとDownload Tool(書き込みツール)が必要であることが分かりました。
早速、
SDKと
Download Toolをダウンロードしました。今日(2016/10/29)現在の最新版は、SDKはV2.0.0、Download ToolはV3.4.2でした。


書き込み作業を行う前に、ESP8266のGPIO0(IO0ピン)をLow(GND)に落とし、「書き込みモード(UART Download Mode)」にします。

Download Toolを実行すると、次のウィンドウが表示されましたので、「ESP8266 DownloadTool」ボタンを押します。

Toolが立ち上がりましたので書き込むデータ(データファイルとアドレス)を設定します。

設定内容は、解凍したSDKのフォルダ内のbin\at¥README.mdに記載されています。

初めは、「Flash size 32Mbit-C1: 1024KB+1024KB」の設定で書き込みました。FLASH SIZEと通信設定(COMポートとボーレート)を行い、STARTボタンを押すと書き込み開始です。無事に書き込みが終わって、ESP8266のGPIO0(IO0ピン)をHigh(3.3V)に戻して、TeraTermにてATコマンドを送ったのですが、全く反応しません。何度もやったのですが、動きません。
潰れてしまったのかなと思いつつ、「Flash size 32Mbit: 512KB+512KB」を試してみました。

今度は問題なく動きます。「Flash size 32Mbit-C1: 1024KB+1024KB」設定が動かなかった理由は、現時点で分かっていませんが、取り急ぎ、ATコマンドを受け付ける状態には戻せました。

更新前のシステムは、
AT version:0.40.0.0(Aug 8 2015 14:45:58)
SDK version:1.3.0
compile time:Aug 11 2015 17:02:18
でしたので、無事に更新ができました。この手順でシステムをもとの状態に戻せそうです。