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富岡製糸場に行く

 最近何かと忙しくゆっくり休養が取れていない状況が続いています。会社で新しいことを始めていることもあり、日々勉強です。20代、30代の時に比べ、40代も中盤になると集中力、忍耐力が落ちてきているのでしょうか、新しい技術を取得するのに時間がかかり過ぎています・・。日頃使わない頭を酷使しているせいか、頭が興奮状態でゆっくり休まっていない感があります。体の疲れは寝れば取れますが、頭の疲れは寝ても取れませんね・・。

 いつもの長い前置きはこれぐらいにしておいて、先日、技術セミナーを受講するために東京に出張しました。金曜日の出張だったので、久々に東京で1泊して(当然自腹です・・)、頭と心をリフレッシュさせることにしました。現実逃避モードです・・。

 翌日、一度行きたいなと思っていた「富岡製糸場」に行くことにしました。東京駅から初の北陸新幹線「はくたか」に乗って50分で高崎ヘ。北陸新幹線170729関東エリアは出張に来るくらいで、全く旅行したことがなかったので見るもの全て新鮮です。
 高崎から、上信電鉄に乗り換えて、40分かけて上州富岡に向かいます。高崎駅の窓口で入場券付の往復割引乗車券を購入しました。上信電鉄切符(表)170729上信電鉄切符(裏)170729上州富岡駅からは歩いて15分程度で到着。東京から2時間程度で来ることができました。富岡製糸場_170729見学は、ガイドのおじさんの説明を聞きながら楽しく回れました。現在、西置繭所が保存修理中で、工事見学もできました。世界遺産ともなると保存も大変ですね。富岡製糸場に電気が引かれるまで動力源に使われていたブリュナエンジンという蒸気機関の復元機のデモをしていたので見学しました。[広告] VPS

 2時間程度の滞在でしたが、明治の文明開化の雰囲気を十分味わうことができました。大変良い気分転換になりました。お土産に高崎ダルマとこんにゃくを片手に、2階席のある「Maxとき」に乗り込んで、帰宅の途につきました。MAXとき170729
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青空文庫で吉川英治著『三国志』を読む

 昨年末から青空文庫で吉川英治著『三国志』を30年ぶりに読み直していました。会社帰りの電車の中で読み進めて半年かかりましたが、ようやくすべて読み終えました。初めて読んだのは中2か中3の時に、吉川英治文庫(講談社)から出ていた全8冊の文庫本でした。いまでも本棚に色あせたページの本が8冊並んでいます。今思うと、よくこんな長編小説を当時読んだなぁと思いましたが、今回読み直してみるとやはり面白いのです。

 青空文庫では、巻ごとにまとめられています。序と、本編の桃園の巻、群星の巻、草莽の巻、臣道の巻、孔明の巻、赤壁の巻、望蜀の巻、図南の巻、出師の巻、五丈原の巻と篇外余録です。 吉川三国志は、陳寿(蜀→晋)の『三国志』ではなく、明の時代に書かれた『三国志演義』をベースに書かれており、蜀を中心に(善玉として)話が展開します。後漢末期の混乱の中で、劉備、関羽、張飛、孔明などが、魏の曹操や呉の孫権と戦って行きながら、蜀の国を作っていく展開です。蜀を建国し、劉備が皇帝になるところまでが一つの大きなストーリーです。ここまでは楽しく読めるのです。苦労は多かったけれどサクセスストーリーです。

 その後、関羽、張飛、劉備が順に亡くなり、孔明が一人残されます。蜀を守るための獅子奮迅する様子には悲愴感が漂います。優れた軍師が一人いても、優れた武将がいなかったら戦は負けてしまうのです。逆に優れた武将が多くいても、優れた軍師がいないと戦略で戦に負けてしまいます。これは三国時代だけでなく、現代にも当てはまるもんだぁと思いながら読み進めました。話全体を通して、孫子の兵法のような駆け引き、人の裏の裏をかくなどの戦術などが大変興味深かったです。仕事に使えそうなものは、ずる賢く使って行ければと思います。

樫尾幸雄著 電卓四兄弟-カシオ「創造」の60年を読む

 近所の図書館でたまたま見かけた、樫尾幸雄著 『電卓四兄弟-カシオ「創造」の60年』を読みました。大変面白かったです。 樫尾四兄弟の末弟の幸雄氏によって語られたカシオの電卓を中心とした歴史が書かれてありました。全体的に、順風満帆のサクセスストーリーというよりは、危機的な状況でも四兄弟の仲の良さ、個々人の個性(強み)が融合されて、困難を克服し、大きな成功が導かれたような、大変興味深い内容でした。

 電子立国日本の自叙伝では、シャープとの電卓戦争でクローズアップされるカシオですが、前者は総合電機メーカ、後者は計算機専業メーカというのも面白いところです。 カシオの大型のリレー式卓上計算機は時代遅れになり、大きな転機を迎えますが、カシオのエンジニアはそれを乗り切った。その部分の記述がもう少しあればより楽しかったと思います。ただ、カシオにも次の一手を準備していた優秀なエンジニアがいたのですね。超LSIを搭載した超小型電卓(すでに卓上ではありませんが・・)への変化まで、日本の半導体産業を先導した電卓技術とそれを切り開いていったエンジニアの人間臭さにいつも心が揺さぶられます。

 最近の日本の半導体産業は元気ないですが、日本の得意だったハードウェア偏重の時代も終わり、AIなどのソフトウェア偏重に移行している世の中で、いかに生き残るかが課題なのかもしれません。

敦賀をぶらぶらする

 昨日(7/2)、息子の部活遠征のお供で敦賀に行きました。敦賀には冬場に海鮮丼を食べに行くことがよくあります。「日本海さかな街」で美味しい魚やカニを調達し、その後、「リラ・ポート」で温泉に入って帰宅するのが定番のコースです。
 今回は早朝に息子を敦賀まで送って、夕方、部活が終わるまで現地で待つ必要があったので、その間のフリータイムは一人で敦賀観光することにしました。

 今まで行ったことのなかった敦賀港付近(金ヶ崎エリア)をぶらぶらしました。海は穏やかで、海上保安庁の船が出航していました。船の出航シーン、なかなか良いものです。敦賀港170702 船を見送った後に、「人道の港 敦賀ムゼウム」に行きました。敦賀ムゼウム170702 戦争中に敦賀に上陸したポーランド孤児や杉原千畝が発給したビザで日本にやってきたユダヤ人難民に関する展示がしてありました。遠いヨーロッパから、広いロシアをシベリア鉄道に揺られ、ウラジオストクから船で敦賀にたどり着くまでの長い道のりと苦労の歴史を学ぶことができました。
 その後、「敦賀鉄道資料館(旧敦賀港駅舎)」に行きました。ロシア、ヨーロッパにつながる鉄道の中継点としての歴史的な資料が多くあり、大変興味深いものでした。敦賀鉄道資料館170702 最後に、赤レンガ倉庫を外側から見学しました。1905年に建てられたものでそのまま残っています。内部はジオラマ館とレストランになっています。敦賀赤レンガ倉庫170702 ぶらぶらすること2時間弱でしたが、過去にタイムスリップしそうな昔の港の賑わい、面影を味わうことができました。大変良いところでした。
 
 お昼は、敦賀ラーメンの定番の「一力(いちりき)」さんで食事をしました。濃厚スープなのに、後から胃もたれしない、スッキリしているところが気に入りました。敦賀一力ラーメン170702 敦賀ラーメンを食べたのは初めてですが、博多の豚骨ラーメン好きの私でもおいしくいただきました。また、敦賀に行ったら食べに行こうと思います。半日だけでも、かなり敦賀を満喫することができました。

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興味のおもむくままに生涯考え続けるエンジニアでありたい。

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