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JAXA筑波宇宙センターに行く

 前回の続きです。上野散策を終え、次に向かったのは筑波です。「はやぶさ2」のリュウグウへのタッチダウンの日に合わせたわけではありませんが、2/22の午後、有料の見学ツアーに参加するため、JAXAの「筑波宇宙センター」に行きました。
 秋葉原から筑波まで「つくばエクスプレス」快速で45分。それからバスでJAXAに向かいました。
 筑波はかなり昔(約20年前)、仕事でNTTの研究所に行った以来です。その時は東京駅から高速バスで行ったのですが、高速が事故渋滞しており、到着までに時間がかかったことや筑波は非常に遠い所だというネガティブな記憶しか残っていません。今回は「つくばエクスプレス」で快適に1時間以内で筑波に入れました。

 JAXA筑波宇宙センターの門を入ると、目の前にH-IIロケットの実機が飛び込んできます。
全長50mの巨体が宇宙に飛び立つ姿は壮観でしょうね。

 見学ツアーまで時間があったので、展示館「スペースドーム」を見学しました。なかなか見応えがありました。タイムリーな「はやぶさ2」やHayabusa2_190224.jpg以前大変ブームになっていた「はやぶさ」の模型がありました。Hayabusa_190224.jpgその他、ISSに接続している日本の実験棟「きぼう」実物大の模型があり、中に入ることができました。「きぼう」の模型は以前、どこかで入ったことがあったのですが、思い出すことができません・・。kibou_190224.pngハッチには「きぼう」の「のれん」がかけられてあり、ISSからの目印になっているようですね。歴代宇宙飛行士の直筆サインもありました。

 歴代ロケットの模型展示も興味深いです。Rockets_190224.jpgペンシルロケット、N-I、N-II、H-I、H-II、H-IIA、H-IIB、H3、イプシロンロケット(試験機、強化型)と勢揃いです。

 展示館を見終わるとちょうど、見学ツアーの時間になりました。有料(500円)ですが、日頃見学できないところまで見せてもらえました。まず、筑波宇宙センターの紹介ビデオを15分見た後に、バスに乗り込んで敷地内の移動です。密閉空間で長期間、共同生活を送るための施設のある「宇宙飛行士養成エリア」や、超機密エリアの「きぼうの運用管制室」を見学できました。
 運用管制室は、前面に3つの大型モニターがあり、左から「きぼう」のリアルタイム映像、各種管制データ類、NASAヒューストンの管制室の映像が表示されていました。大型モニタを囲むように、3、4列の机、複数のPC、モニター類が用途別に(管制、制御、実験等々)並んでいました。

 70分のツアーでしたが、貴重な体験ができました。spacesuit_190224.jpg最後に、一般募集された宇宙服のデザインの展示がされていました。和風の宇宙服です。下駄を履いているところが泣かせます・・・。
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上野を散策する

 年明けからの非常に忙しい毎日を送っています。今回、東京出張の機会があり、翌日に有休を取ってゆっくり自分のために使うことにしました。1日休みをいただいてもバチは当たらないでしょう。
 まず、午前中は上野公園を散策し、「国立科学博物館」に行きました。8:30頃の朝の通勤をしているサラリーマンを横目に「今日はOFFだ!」という些細な優越感?を抱きながら、西郷どんに挨拶しつつ、segodon_190223.jpg不忍の池、上野東照宮(開館前)を横目に、国立科学博物館へ。NationalMuseum_190223.jpg国立科学博物館の正面(日本館)は歴史を感じさせるような古い外観です。内部も大変素晴らしい吹き抜けで西洋風で展示物と同じように見とれてしまいます。whale_190223.png日本館の横には巨大なシロナガスクジラが・・。

 博物館は「地球館」と「日本館」に分かれており、ほとんどの時間を展示の多い「地球館」で過ごしました。展示物が非常に多く、1日でも過ごせそうな感じです。ただ、展示が多過ぎて、何がどこにあるのかよく分からない、見逃しそうな気がしました。幸い、入口に「館内ガイド」の他に「おたずねの多い展示」という有名な展示物のガイドリーフレットがありましたので、そちらも参考にしながら回りました。
限られた時間で展示物を回る観光客には良いアイデアです。9時に入館し、ゆっくり見ていたのですが、10時過ぎ頃から、保育園児や自由研究の高校生が大勢入館し、館内も賑やかになってきたので、11時頃に切り上げました。

 個人的には、地球館の2Fの「科学と技術の歩み」のフロアが楽しかったです。
 CASIOのリレー式計算機(14-A型)がありましたね。NHKの「電子立国日本の自叙伝」を思い出しました。残念なのは、この機械のキモである、裏面のリレー部分が見にくかったことですね。後ろに回って覗き見しました。配線の複雑さ、多さもすごいですね。今のデジタルの時代では考えられないですが、今のデジタルの時代を切り開いた技術であるとしみじみ感じました。
 21型の零戦も良かったです。21型は灰緑色というイメージがあったのですが、戦争中期以降に暗緑色に塗り替えられたものを復元したものなのでしょうか?・・。

 地球館B3Fの「法則を探る」も面白かったです。高校の教科書に載っている物理法則の検証実験設備も展示してあり、実際に触ることができ、なるほど、先人は「よく考え抜いているなぁ」と感心してしまいました。日本館の「忠犬ハチ公」と南極物語でおなじみの「カラフト犬ジロ」に挨拶をして、館を後にしました。

 最後に上野大仏に手を合わせ、次の目的地に移動しました。ueno_daibutsu_190223.jpg短時間でしたが、大変充実したひとときでした。放浪の旅の次の目的地の話は次回にします。

RaspberryPiで自宅ファイルサーバを作る(2)

 前回の続きです。前回RaspberryPiで構築したファイルサーバにiPadからアクセスする方法をお話しします。

 使用したアプリは「FE File Explorer: File Manager」というもので、使用制限はありますが、接続先が一箇所ならば無償で利用できるようです。FileServerFrom_iPad1_190217.png早速使ってみました。以下セットアップ手順です。

① アプリを起動後、「+」を押して「新しい接続の設定」を行います。FileServerFrom_iPad2_190217.png② 「Linux」を選択し、「完了」を選択します。FileServerFrom_iPad3_190217.png③ 接続に必要な情報を入力します。入力後は「保存」を選択します。FileServerFrom_iPad4_190217.pngこれでセットアップ完了です。実際に接続する際は、画面上の 接続の「RaspberryPi」を選択します。FileServerFrom_iPad5_190217.png簡単な設定のみで、構築したファイルサーバの閲覧ができました。大変便利なので今後も使っていこうと思います。

RaspberryPiで自宅ファイルサーバを作る(1)

 最近、自宅でWindowsを全く使わなくなり、UbuntuかMacを利用することがほとんどです。Windowsの超遅さから解放され、イライラもなく快適なパソコンライフを送れています。

 UbuntuとMacでファイルを共有したいことがよくあり、SDカードをその都度差し替えて使っていましたが、面倒になってきました。そこで、スクレイピング用に常時稼働させているRaspberry Piに、SDカードを用いたファイルサーバを構築しようと思い立ちました。

 全体的な流れはこのサイトを参考にさせていただきました。ありがとうございます。

 SDカードはIODATA製の32GBのMicroSDカードでUSBアダプタはBuffalo製のBSCRMSDCBKを使いました。MicroSDカードをUSBコネクタ内に挿入できるユニークな作りで、省スペース化を実現しています。IODATA_SDcardAdapter1_190216.png

前置きはこれぐらいにして、以下、セットアップ手順の備忘録です。

① SDカードをUSBアダプタに装着し、Raspberry PiのUSBポートに挿入します。0_SDcard_setting_190216.pngファイルシステムをチェックします。
df -h
1_FileSystemCheckBefore_190216.pngSDカードリーダはマウントされていないので表示されていません。

② パーティションテーブルを一覧表示します。
sudo fdisk -l
2_PartitionCheck_190216.pngSDカードリーダ(Disk)は「/dev/sda」で認識されています。

③ SDカードのパーティションを対話式で再構成します。
sudo fdisk /dev/sda
3_PartitionReconstruction_190216.pngパーティションは「W95 FAT32形式」なので、コマンドを以下の順番(d → n → w)に入れていき、Linuxに変更します。
 d: delete a partition
 n: add a new partition
 w: write table to disk and exit
最後にファイルシステムを「df -h」コマンドでチェックします。4_PartitionCheck_190216.png「W95 FAT32形式」から「Linux形式」に変わりました。

④ フォーマットします。
sudo mkfs.ext4 /dev/sda1
5_DiskFormat_190216.png
⑤ デバイスのUUIDやファイルシステムの種類を確認します。
sudo blkid /dev/sda1
6_DeviceCheck_190216.png
⑥ マウント位置を設定します。マウント位置を「/media/sdc1」にするためにフォルダ作成します。
cd /media
mkdir sdc1
sudo nano /etc/fstab
7_MountSetting_190216.pngUUIDは⑤で表示されていたものを転記します。設定後は、RaspberryPiをリブートします。

⑦ リブート後、ファイルシステムを「df -h」コマンドでチェックします。8_FileSystemCheckAfter190216.png「/media/sdc1」にマウントされました。

⑧ sdc1フォルダを読み書き可能にします。
cd /media/
sudo chmod 777 sdc1
また、sdc1フォルダの下にshareフォルダを作成し、その中にデータファイル類を保存する構成にしました。同様に読み書き可能にしました。
cd sdc1
sudo mkdir share
sudo chmod 777 share

⑨ Sambaの設定を行い、再起動します。9_SambaConfSetting_190216.png
sudo nano /etc/samba/smb.conf
sudo systemctl restart smbd
sudo systemctl enable smbd

設定も全て終わり、最後にMacBookAirからアクセス確認を行いました。CheckFromMacBookAir_190216.png問題なくアクセスできました。Ubuntuからのアクセスも同様に問題なしです。また、iPadからもこのファイルサーバにアクセスできました。この話は次回にします。

MacBook AirでUbuntuキーボードレイアウトを設定する

 1年4ヶ月ほど前に外付けSSDにUbuntuをセットアップし、MacBook Airからブートして利用していました。セットアップに非常に苦労したのを覚えています。ブログ記事はこのリンクをご参考まで(1, 2, 3, 4)。その後、MacOSをUpdateした時に原因は分かりませんが、ブートしなくなり、そのまま放置していました。Ubuntuはもう一台の個人用のHPノートPCでしばらく使っていました。今回、Macもたまには使わないと思いながら、再度SSDにUbuntuをセットアップし直しました。

 セットアップは前回よりもスムーズに終えることができましたが、使い始めて操作しづらいと思ったのはMozc(IME)による日本語入力です。デフォルトで「半角英数字」と「かな・漢字」をワンタッチで切り替えられない状態でした。そこで、今回操作しやすいように設定を変更しました。その備忘録です。

 まず、以下のコマンドでキーボードの設定を確認しました。
sudo dpkg-reconfigure keyboard-configuration
MacBook/MacBook Pro (intl.)に設定されていました。keyboad_setting_default190211.png正しいように思えましたが、Mozcのキーボードレイアウトの表示を見ると「かな」キー、「英数」キーがなく、実際のキーを押しても認識していないことが分かりました。keyboad_default190211.png Apple、Macに関係したキーボードモデルには以下のものがありましたが、結局、MacBook Airで「かな」と「英数」キーが機能したのは、Apple Aluminium (JIS)のみでした。
 × Apple
 × Apple Aluminium (ANSI)
 × Apple Aluminium (ISO)
 ○ Apple Aluminium (JIS)
 × Apple Laptop
 × MacBook/MacBook Pro
 × MacBook/MacBook Pro (intl.)
 × Macintosh
 × Macintosh Old

 設定手順は以下の通りです。
① Apple Aluminium (JIS)を選択keyboad_layout_setting1_190211.png② 日本語を選択keyboad_layout_setting2_190211.png③ 日本語 - 日本語 (Macintosh)を選択keyboad_layout_setting3_190211.png④ 切り替えなしを選択keyboad_layout_setting4_190211.png⑤ 一時切り替えなしを選択keyboad_layout_setting5_190211.png⑥ キーボード配置のデフォルトを選択keyboad_layout_setting6_190211.png⑦ コンポーズキーなしを選択keyboad_layout_setting7_190211.png⑧ いいえを選択keyboad_layout_setting8_190211.png 設定後、Mozcのキーボードレイアウトの表示を見ると、右側半分は、MacBook Airにはないキーですが、「かな」と「英数」キーはありました。実際のキーを押すと画面上に押されたキーが反転表示されるのですが、「英数」キーを押すと、Hiragana、「かな」キーを押すとEisuが反転表示されました。この不可解な「逆転現象」の理由は分かりません。何か設定が足りないだけなのでしょうか・・?keyboard_check_eisu_190211.png結局、格好は悪いですが、Mozc(IME)の設定を逆転させることで対応しました。keyboard_eisu_push_190211.pngkeyboard_kana_push_190211.png この対応によって「かな」キーを押すと「かな・漢字入力」、「英数」キーを押すと「半角英数字入力」がスムーズにできるようになりました。対処療法ですが、これでしばらく使っていこうと思います。

MacBook AirからDVDにデータを書き込む

 定期的にデータをDVDにバックアップしますが、今まではWindowsのデスクトップマシンを使っていました。このパソコンに元々DVDーRWドライブが付いていたからです。ただ、しばらくの間、自宅でWindowsマシンを使っていないので(嫌いになったので・・)、MacBook Airに外付けのDVD-RWのドライブを取り付けて、いまさらですがデータバックアップすることにしました。初めてなので、その備忘録です。

1. Finderのメニューの「ファイル」ー「新規ディスク作成フォルダ」を選択します。190210_MacBookAir_DVD_Write1.png2. DVDに書き込みたいファイルを「ディスク作成フォルダ」にドラッグすると、エイリアスが作成されます。(ここで、デスクトップ上のアイコンが異常に大きいことに気付きましたが、気にせずに先に進みます。何か設定を触ってしまったのでしょうか・・?)190210_MacBookAir_DVD_Write2.png3. 「ディスクを作成」を押すと(①)、ウィンドウが開きます。ディスク名を入力し(②)、「ディスクを作成」を押します(③)。190210_MacBookAir_DVD_Write3.png4. 書き込みがスタートしますので、終了するまで待ちます。190210_MacBookAir_DVD_Write4.png
 操作は至って簡単でした。書き込みが終わるまでに、アイコンの大きさを小さくしておきましょう。

1. Finderのメニューの「表示」ー「表示オプションを表示」を選択します。190210_MacBookAir_IconSizeChange1.png2. ウィンドウが起動し、アイコンサイズを確認すると、最大の128☓128になっていました(いつの間に・・)。190210_MacBookAir_IconSizeChange2.png3. 常識的なサイズに小さく(60☓60)しました。スライダを動かすと連動してサイズが変わりました。190210_MacBookAir_IconSizeChange3.png
 こんなことをやっているうちに、書き込みも無事に終了したようなので、備忘録も終わろうと思います。

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興味のおもむくままに生涯考え続けるエンジニアでありたい。

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