2022/06/12
SONY SPRESENSEで遊ぶ(3)
前回の続きです。SPRESENSEのGPSデバイスが使えそうなことが分かり、天気も良かったので一緒に散歩に出かけました。その前に以下の二つの準備を行いました。一つ目はデータ保存をSDカードではなく、内部のFlashメモリで行えることがマニュアルで分かりましたので、ソフトを修正しました。また、Flashメモリに保存されたデータも別のArduinoプログラムを動かせば読み取れることが分かりました。取り急ぎはSDカードデバイスを使わずに、内部のFlashメモリをデータ保存に使うことにしました。
二つ目はSPRESENSEへの電源供給についてです。電源としてモバイルバッテリを使いましたが接続してしばらくすると、SPRESENSE電源がOFFになる問題が発生しました。SPRESENSEの消費電力が小さいので、オートパワーオフになってしまうんですね。
低消費電力用のモバイルバッテリ(以下の写真)や、USBの口に挿す負荷デバイスもありますが、わざわざ購入するのもどうかなと思い、USBケーブルを切断し、100Ωの抵抗を並列に挟んで対応することにしました。邪道に思えましたがうまく行きました・・(笑)。格好は悪いですが、こんな感じです。

準備も終わりましたので、いざ出発! 休日恒例の1時間程度のお散歩です。
SPRESENSEのGPSユニットと比較するために、以前のブログでお話しした「M5Stack用GPSユニット」も一緒に持っていきました。散歩から帰宅後、緯度・経度データのマップへのプロットは以前のブログでお話ししたfoliumライブラリを用いて行いました。


標高(Altitude)のデータについては、SONYが平均110mに対し、M5Stackが平均140mと30mもの差が出てしまいました。一緒に持って移動していたので、あり得ない結果ですが、原因はよく分かっていません。グラフを見る限り、SONYの方が測定精度が良さそうに見えますが・・。

今回の計測について、厳密にはSONYとM5Stackのソフトウェア上の条件が同じでないので比較はできないですが(いまさら・・)、SONYのGPSも位置検出は問題なくできそうなことは確認できました。また、機会があればGPSで遊んでみようと思います。次はSPRESENSEで何をして遊ぼうかな・・?