2022/07/03
データを可視化し、ビジネス上の意思決定を行うツールとしてBI(Business Intelligence)があります。BIツールは各種データをドリルダウンして動的に可視化できる点が、個人的に大変興味あります。
アンチマイ○ソソフトの私ですが、無償で利用できる
Power BIを今回味見してみました。Power BIには、無償で使える
Power BI Desktop、クラウド環境で共有するPower BI Pro、高度な機能が利用可能なPower BI Premium、モバイル端末で利用するPower BI モバイルなどのサービス形態がありますが、今回使用したのはPower BI Desktopです。
M1チップのMac MiniのParallels Desktop経由で立ち上げたWindows11にPower BI Desktopをインストールして、いざスタートです。
Power BIを起動するとスタート画面が表示されます。毎回、新規起動の際に出てくる画面で鬱陶しいですが、右上の「×印」で消します。

次にデータセットを読み込みます。今回のデータはブログのアクセスログをcsvファイル形式にしたものを使いました。アクセスログは以前の
ブログでお話ししたWebスクレイピングを使って効率よく収集しました。「Excelからデータをインポートする」をクリックしました。

「テキスト/CSV」を選択して「接続」をクリック。読み込めるデータ形式は、csvファイル、データベースなど様々なフォーマットに対応しています。

csvファイル(result.csv)を選択して「開く」をクリック。

csvファイルの中身を確認して「読み込み」をクリックすると、Power BIにデータが読み込まれました。

「フィールド」メニューのresultを選択し、右クリックして、クエリの編集を選択すると、

Power Queryエディタが立ち上がります。必要に応じてデータセットを編集します。

可視化グラフは「視覚化」メニューのアイコンをダブルクリックすると、ページ上に作成されます。

軸や値の設定は、「フィールド」メニューからマウスドラッグで行います。グラフ描画できた状態で、「視覚化」メニューの別のグラフアイコンをクリックするとそのグラフに簡単に変更できます。
作成したグラフの例は以下の通りです。

2022年2月〜6月のブログアクセス数の棒グラフを上段に、下段は左から、月毎のアクセス数をまとめたマトリックス、都道府県別アクセス数割合の円グラフ、ホスト別アクセス数割合の円グラフを表しています。
ドリルダウン設定をしておくと、例えば上段の棒グラフの5月(May)をクリックすると、5月の日毎のアクセス数の棒グラフに早変わり。下段のマトリックス、円グラフも連動して変わります。動的にデータの可視化でき、非常に便利です。

ドリルダウンの設定等の詳細は次回お話しします。