2023/07/16
Google Bardを使う(2)
2か月前のブログでGoogle Bardを味見して以来、久々に触りました。というのも、最近(7/13)、ChatGPT4に先行する形で、Bardで画像入力ができるようになったからです。
取り急ぎ、Bard自身に確認してみましたが、マルチモーダル対応との回答。


また、今回の対応は英語版のBardのみ先行ということで、準備として、対応言語を「英語」にする必要がありました。手順は以下の通り。
Bardを起動して、Window右上の「Googleアカウント」のボタン(個人の名前)をクリックし、「Googleアカウントを管理」を選択。




準備ができましたので、今回、以下の3種類の画像を準備し、問題を解いてもらいました。
1. フローチャートの問題
2. 角度を求める算数の問題
3. 化学反応の問題
Bardで画像ファイルをUploadする方法は、①プロンプトを入力するテキストボックスの左横の「+」ボタンをクリックした後に、②Upload fileボタンを押すと、ファイル読み込みのダイアログが出てくるので目的のファイルを選択します。ちなみにこの「+」ボタンは優先言語が日本語の場合は表示されません(7/16現在)。

1. フローチャートの問題
【プロンプト】Please explain what is written in the attached file.

添付ファイルは、2つの数値の和を計算する方法を示したフローチャートである。完璧ですね。内容を完全に理解しています。驚きました。
フローチャートはSTARTボックスから始まる。
次のボックスでは、変数SUMが0に初期化され、変数Xが1に初期化される。
ループでは、以下のステップが実行される:
Xの値がNと比較される。
XがN以下であれば、SUMの値がSUM + Xに更新される。
Xの値が1インクリメントされる。
フローチャートはループの先頭に戻る。
X が N より大きくなると、フローチャートはループを終了し、DISPLAY SUM ボックスに移動する。
DISPLAY SUMボックスでは、SUMの値が表示される。
その後、フローチャートはプログラムの終了を示すSTOPボックスに進む。
以下は、フローチャートのより詳細な説明である:
START:このボックスはフローチャートの開始を示す。
SUM = 0: このボックスは変数SUMを0に初期化する。
X = 1: このボックスは変数Xを1に初期化する。
X <= N: このボックスはXの値とNの値を比較する。
XがN以下であれば、フローチャートは次のボックスに進む。
そうでない場合、フローチャートはSTOPボックスに進む。
SUM = SUM + X: このボックスは、SUMの値をSUM + Xに更新する。
X = X + 1: このボックスはXの値を1増やす。
DISPLAY SUM:このボックスは SUM の値を表示します。
停止: このボックスはフローチャートの終わりを示す。
この説明がお役に立てば幸いです。他に質問があれば教えてください。
これに続いてプログラムも書いてもらいましょう。
【プロンプト】Draw a program in Python to process this flowchart, giving the value of N as 100.
出力は以下の通りで、

このプログラムでは、まずsum_of_numbersという関数を定義する。丁寧なプログラムの解説でした。実際に手直しはなく、プログラムは動きました。
この関数は整数nを入力とし、最初のn個の自然数の和を返す。
この関数は変数sumを0に初期化し、ループに入る。
ループの中では、xの値が1ずつ増加し、sumに加えられる。
ループが終了すると、sumの値が返される。
プログラム本体は、100を入力としてsum_of_numbers関数を呼び出す。
そして、関数呼び出しの結果を表示します。
プログラムを実行するには、.py ファイルとして保存し、コマンドラインから実行します。
例えば、プログラムをsum_of_numbers.pyとして保存した場合、コマンドラインに以下のコマンドを入力して実行します:
python sum_of_numbers.py
これは最初の100個の自然数の和、5050を表示します。

長くなりましたので、2.と3.については次回お話しします。
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