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Azure OpenAIを使う(1)

 OpenAI環境のChatGPTは自宅で利用していますが、会社で利用しているのはAzure OpenAI環境のChatGPTです。会社の環境で試してみたいことがたくさんあるのですが、環境構築等は情報システム部門が管理しているので、一般の社員の私は触ることができません。そこで自宅で自分のAzureのOpenAI環境を作ろうと思い立ちました。

 Azure OpenAIは許可制で、ターゲットが法人と認識しており、個人ユーザでは登録ができないと、今までずっと思っていました。ところが、やってみると問題なく登録できました。今回はその備忘録です。まずはSetupまでお話します。

 Azure PortalからAzure OpenAIの環境構築する際にまず、専用サイトから事前申し込みを行いました。
 申し込みサイトには21件の質問事項がありました。サービスを悪用されないためなのでしょうが、利用者の所属する会社も含めて入念に調べられますね・・。入力時の注意点と入力内容は以下の通り。
① 個人の電子メールアドレス(例: gmail.com、hotmail.com、Outlook.comなど)の使用不可。
  → 会社のメールアドレスではなく、個人契約のプロバイダの個人メールアドレスを設定。
② 会社について、社名、住所、郵便番号、Webサイト、電話番号まで事細かく入力要。
  → 秘密情報ではなく、WebサイトでOpenになっているので、所属する会社の情報を入力。
③ 申請は貴社自身のためのものであり、顧客に代わって申請するものではないことを念押し。
  → 私自身の組織(My own organization)を選択

 最後まで入力し、申し込みを送信すると、以下のメッセージが表示されました。実際にうまく行ったのか不明でしたが、「申し込みありがとう」と書いてあるので成功したのでしょう・・。AzureOpenAI_setup0.pngメールを確認すると、MicrosoftからAzure OpenAIのアクセスリクエストありがとうの旨のメールが届いていました。10営業日以内に連絡があるようですが、AzureOpenAI_setup0-1.png7時間後に、Azure OpenAIへようこそメールが届いていました。速っ!!AzureOpenAI_setup0-2.pngそれではAzure Portalでリソースを作成することにしましょう。

 すべてのサービスからAzure OpenAIを選択し、作成をクリックしました。AzureOpenAI_setup1.pngAzure OpenAIの作成の「①基本」において、以下の通り設定して「次へ」をクリックしました。
 リソースグループ: Azure-OpenAI (好きな名前入力可)
 リージョン: Japan East
 名前: Azure-OpenAI0 (好きな名前入力可)
 価格レベル: Standard S0AzureOpenAI_setup2.png「②ネットワーク」はそのまま「次へ」をクリック。AzureOpenAI_setup3.png「③タグ」もそのまま「次へ」をクリック。AzureOpenAI_setup4.png「④レビューおよび送信」で内容を確認後「作成」をクリックすると、デプロイが始まりました。AzureOpenAI_setup5.pngしばらく待つと、デプロイが完了しましたので「リソースに移動」しました。AzureOpenAI_setup6.png無事にリソースが作成されていることを確認しました。AzureOpenAI_setup7.png
 次回は、Azure OpenAI StudioでChatGPTが利用できる環境を構築します。
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